「大東建託やエイブル、タウンハウジングで賃貸の初期費用見積もりを見たら、頼んでもいない『防災セット費(1万〜3万円)』が入っていた…」
「これっていらないって言ったら、契約できなかったりするのかな?」
すでに防災セットを持っていたり、半年や1年程度の短期間なのに、できたら極力余計な経費は使いたくないですよね。「でもそれを断って、何かまずいことになり、入居を拒否されたりしないかな?」なんて不安を抱えている方。
結論からお伝えします。これらの賃貸契約に含まれる「防災セット」は、法律上、加入義務が一切ない「完全な任意オプション」です。
断っても入居審査に落ちることは絶対にありませんし、合法的に、かつ不動産屋と気まずくならずに見積もりから外してもらうことができます。
この記事では、なぜ見積もりに勝手に防災セットが入っているのかという裏側から、嫌な顔をされずにスッと初期費用を数万円浮かすための「断り方テンプレ」までを徹底解説します。言われるがままに払って大損する前に、ぜひ実践してください。
1. なぜ見積もりに勝手に入っている?賃貸オプション商法の裏側
こちらが「いります」と言っていないのに、最初から見積書に「防災セット:22,000円」などと書かれているのはなぜでしょうか。
理由はシンプルで、不動産会社(仲介会社)が「自社の利益(バックマージン)」を上乗せするためです。
法律で決められた仲介手数料(家賃の0.5〜1ヶ月分)だけでは大きな利益が出ないため、多くの不動産会社は様々な「任意オプション」をあたかも必須であるかのように紛れ込ませて客単価を上げようとしているのです。
これはちょうどクルマの販売会社が、クルマの本体価格にさりげなく「愛車セット」などを見積もりに載せているのと同じです。愛車セットには不要なものもあるし、必要なものでもオートバックスの方が遥かに安いです。
余談ですが、私は前のクルマで大失敗しました。大失敗はオーバーですが、新車購入時に「灰皿どうしますか?」と聞かれたので、「はい」と答えたのですが、後で明細見たら何と5000円。同じようなものをオートバックスで見たら、1500円でした。特に大きな買い物の時は注意が必要です。
すみません、話を戻しまして、特に以下のような大手賃貸会社では、独自の「入居パック」として防災セットが組み込まれるケースが多発しています。
窓口の担当者は「みなさん購入されています」「一応お見積もりに入れています」と優しい口調で言ってくるので、つい胡麻化されますが、これは「必須」という意味ではありません。
2. 断っても審査に落ちない!「防災セットはいらない」と言い切っていい3つの理由
「断ることで、入居審査を落とされたり契約を拒否されたりするのが怖い」と思う方もいるかもしれませんが、どうぞ安心してください。堂々と断っていい理由は以下の3つです。
① 法律上、強制力がない(抱き合わせ販売の禁止)
宅地建物取引業法(宅建法)において、賃貸物件を借りる条件として、大家さんが指定していない独自の物品(防災セットや消火器など)を抱き合わせで強制販売することは認められていません。「必須と言われたら違法性が高い」というのが実態です。
② 入居審査とは1ミリも関係がない
入居審査を行うのは、不動産屋ではなく「大家さん」や「家賃保証会社」です。審査で見られるのは、あくまであなたの「職業、年収、家賃の支払い能力」です。「不動産屋の物販を買わなかったから不合格」にする権限は彼らにはありません。
③ ネットや100均で揃えた方が圧倒的に安くて質が良い
不動産屋が2万円で販売している防災セットの中身をネットで調べてみると、市販なら5,000円〜8,000円程度で買えるレベルの汎用品であるケースがほとんどです。つまり、割高な手数料を払わされているのと同じ。自分で揃えた方が遥かに安く、本当に必要な命を守るグッズが手に入ります。
3. 【コピペOK】不動産屋に嫌な顔をされない「スマートな断り方」テンプレ
一番大切なのは、「契約書にサイン(捺印)する前の、見積もりを確認した段階」で伝えることです。サインをしてしまうと「合意した」とみなされ、後からの返金が難しくなります。
不動産屋を怒らせず、システム的にスッと外してもらうための言い方テンプレを状況別にご紹介します。
メールやLINEで連絡する場合(おすすめ)
文面として残るため、不動産屋も無理な押し売りができなくなります。
【コピペ用文面】
お見積もりをお送りいただきありがとうございます。
費用の確認をさせていただきました。
項目にございます「防災セット(〇〇円)」につきましては、既に自前で同等の防災用品一式を所有しており、引っ越し時に持ち込む予定です。そのため、大変恐れ入りますが、今回の見積もり項目から外していただけますでしょうか。
お手数をおかけしますが、再見積もりのほどよろしくお願いいたします。
電話や対面で伝える場合
担当者が「こちらは基本セットになっておりまして…」と粘ってきたら、以下のカウンター質問を一発入れてください。
【切り返しフレーズ】
「この防災セットの購入は、『大家さん』が指定している入居の絶対条件(必須特約)でしょうか?それとも、『御社(不動産屋)』の任意オプションでしょうか?」
こう聞かれると、不動産屋は嘘をつけない(宅建業法違反になるため)ので、「……あ、個人の任意になります」と白状せざるを得なくなります。すかさず「では、いらないので外してください」と伝えれば交渉完了です。
4. 浮いた2万円で買える!本当に命を守る「本物の防災リュック」
不動産屋の言われるがままに2万円の防災セットを買うのをやめるだけで、新生活の軍資金がそのまま2万円浮くことになります。
その浮いたお金を使って、ネット(Amazonや楽天市場)で本当に防災のプロが監修した、評価の高い防災リュックを買い直す方が100倍賢い選択です。
ここでは、不動産屋のセットの半額以下で買える、本当に信頼できるおすすめの防災セットを厳選してご紹介します。
※コスパ最強の定番品。避難時に本当に必要な一次避難用のアイテムが軽量リュックにギッシリ詰まっています。1万円以下で手に入るため、これだけで1万円以上の節約になります。
東日本大震災の経験を元に、防災士が監修した非常に実用的なセット。衛生用品や給水タンクなど、被災時に「本当に困るもの」が網羅されています。
※少し予算を出してでも「本当におしゃれで高機能なもの」が欲しい方に。防水性に優れたリュックと、数日間の高機能な備蓄がセットになっています。賃貸の2万円のセットを払うくらいなら、こちらを買った方が確実に命を守れます。
まとめ:初期費用は言われるがまま払うと損をする!
新生活の引っ越し時は、麻痺して「数万円くらい、まあいっか」と払ってしまいがちです。しかし、不動産屋の防災セットや消火剤、抗菌施工などの「謎オプション」をしっかり断れば、それだけで3万〜5万円以上の初期費用を合法的に浮かすことができます。
法律やルールを正しく知っていれば、不動産屋の押し売りを恐れる必要はまったくありません。
ぜひ今回ご紹介したテンプレを使って、賢く、損のない新生活をスタートさせてくださいね!

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